明日を晴らすメント

ハラスメントやいじめを受けているあなたが死ぬ必要は無い

ジャニーズCM打ち切りは「尻尾切り」

ジャニーズの姓加害問題が明るみになってからというもの、経済同友会の新浪さんが端を発して各社スポンサーからのジャニーズ外しがどんどんと決まる。現在契約を結んでいるうちの2割が既にCM打ち切りや継続無しの意向を示したそうだ。

 

ー保身に走ったんだー

 

私はジャニーズファンではないが、ジャニーズに縁遠い私でもジャニーズ氏による性加害のことは週刊誌とか噂などで知っていた。

新浪さんが言うように、どこかの見識者が言うように、海外の基準ではそのような問題を孕んでいる企業は御法度で、その企業と取引することは虐待を推奨していることと同様という。確かにそうなのだろう。

 

ただ、遅きに失する、である。加害者が亡くなった今、そんなことをしたところで今更どうしようもないどころか出演者にとってみれば更なる打撃を受けるに過ぎない。やるのであれば加害者が生きている時にやらなければ何の意味もなかったのに、今更「遺憾である」と憤っている企業らには違和感しか無い。

 

だって、知っていたはずでしょう?2004年に最高裁でジャニーズが性加害を認める判決が出てる。なのに、白々しいと思いますよ、「知らなかった」というのは。全容は知らなくても、薄々は知っていたはず。少なくともその判決が企業の宣伝費をかけた人間の所属する事務所に出ていることを企業の中で全く話題にあがらないのであれば、残念としか言いようがない。企業に悪影響を与える人を尻尾を切った形である。

 

そしてマスコミは言わずもがなである。触れる気にもならない。

ジャニーズを熱烈に応援しているわけではないが、被災地や風評被害にあった農家を救うために炊き出しに行ったり、福島ブランドとして名前を売ったり、そういったことで日本の復興にひとやくかった人達の起用を見合わせているそうだ。農林水産省、応援していたのに本当にがっかりです。日本のトップを走るような企業や国が、「みんながそうしているから追随しようかな」と日和見で対応している姿勢が見受けられ心底がっかりします。自分で考えた上で、答えを出しているならともかく。